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その7:銀行の気分になる(スワップについて@)


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 その7:銀行の気分になる(スワップについて@)

 

何かと外貨預金と比較されるFX取引ですが、FX取引と外貨預金の決定的な違いがスワップといえます。そして、このスワップを理解することがFX取引を理解することであるともいえるほど、重要なものになります。

その昔川瀬さんは外貨預金をしていたことがありました。よく理解もできないまま取引を始め、そして挙句の果てには手数料による元本割れです。その苦い経験から川瀬さんはスワップについていろいろと調べました。

その1で証拠金取引とはなにか?を書きましたが、その中で、銀行からお金を借りる際に「毎日利息を払うことを条件に」といった表現を使いました。これがスワップです。正確には利息ではないのですが、理解するためには利息と考えるのです。しかし、何度もいいますが、利息ではありません。

悪徳業者は「高い利息がつきますよ」なんてことを平気で言いますが、けして利息ではありません。スワップと利息は似て非なるものなのです。あくまで考え方です。

スワップを理解するには「自分が銀行になる」と考えると簡単に理解できます。

ご存知のように日本は現在超低金利国です。普通預金は顕微鏡で見るような超低金利ですが、ここで考慮する利息は各国の中央銀行が銀行に貸し出す際の利息、いわゆる「公定歩合」です。例えば現在の日本では0.10%ですが、アメリカは現在4.0%です。この金利差がスワップです。さて、金利差があると何が起こるでしょうか?

銀行になった気分で考えて見ましょう。その2で「FX取引の世界では10ドル分の証拠金を担保に、毎日利息を支払うことを条件として100ドル分の日本円を借りて、100ドルを買う」といったことを行うと書きましたが、これをちょっと読み替えます。 銀行になった気分で金利の低い日本でお金を借りて、日本より金利の高い外国(例えばアメリカ)でそのお金を外国の人に貸すのです。

ドルを買う=「ドルを買ってそのドルを、外国で人に貸す」

するとどうなるでしょうか?「毎日利息を支払うことを条件として100ドル分の日本円を銀行から借りて、100ドルを買ってそのドルを、外国で人に貸すというようになります。何が起こりますか?

「毎日利息を支払うことを条件に」100ドルを外国で人に貸しているわけですから、毎日4.0%分の利息が入ってきます。しかし同時に「毎日利息を支払うことを条件に」銀行から100ドルを借りているわけですから、0.1%分の利息をあなたは支払うことになります。そして、3.9%の金利差分が毎日あなたの元に入ってくることになります。これがスワップの原理です。

この金利差による毎日の受け取りををFX取引企業では「スワップポイント」として提示しています。

スワップポイント一覧
ペア
買い
売り
USD/JPY
130
-135
EUR/JPY
200
-215
AUD/JPY
275
-285
GBP/JPY
430
-445
NZD/USD
210
-225

この場合だと、ドル/円の取引を行っている場合に、ドルを買う取引を行った場合は1万通貨につき130円が入ってくることになります。「毎日利息を支払うことを条件に」ですから、毎日受け取れます。

そしてお気づきのように、逆の取引、つまりドル売りのポジションの場合は逆にスワップを支払うことになります。

なぜならドルを売るということは「金利の高いアメリカでドルを買って、そのドルを、金利の低い日本で人に貸す」ということになるからです。

スワップの原理は理解できたものの、川瀬さんはまだ頭を悩ませていました。

「いったいなんでこんなシステムがあるんだろう・・・」

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