なぜといわれても困るのですが、銀行がこのような取引を行っているからです。いわゆるインターバンク市場では世界中の金融機関の間で気の遠くなるような金額がやりとりされています。
「銀行と同じ土俵に立ち外国為替取引を行う」
これがFX取引というものです。(銀行間の取引の場合のスプレッドは0.01円程度と聞いたことがあります)
しかし「銀行と同じ土俵に立ち外国為替取引を行う」のですから、それ相応の準備が必要になってきます。川瀬さんの決心に水を差すわけではありませんが、それ相応の準備が必要になります。しかもFX取引は預けた金額の数倍の取引を行う証拠金取引です。
「スワップがあるからW(ダブル)なんだな・・・」
川瀬さんはFX取引の基本に加えスワップを理解することで取引する決心がつきました。川瀬さんの言った「W」とはどういうことでしょうか?
つまり株式投資ではたとえ信用取引であっても「価格の変動(値段があがった or さがった)」でしか利益が得られないのに対し、FX取引ではレートの変動のほかにスワップでも利益を狙えるからです。ですので、FX取引には株式投資の倍だけチャンスがあるといえます。
FX取引は資金効率という面では非常に優れた投資商品です。ハイリスク・ハイリターンではありますが、わずか数万円からはじめることができます。しかも普段の生活で非常になじみのある「通貨」という商品の取引ですので、資産運用の一アイテムとして資産設計に組み込むには非常に優れたアイテムです。ですので、川瀬さんのように資産運用の一部として考えるようにしてください。(間違っても全資産つぎ込むようなことはやめてください。)
今回で基本編というべき部分は終了です。次回からは口座開設から決済まで、具体的な取引手順を、これまた川瀬さんの実例で見ていくことにします。そのほかFX取引企業ではさまざまなサービスを行っています。実際の取引に役立つ情報もあわせて見ていきます。
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