ということで、疑問点や不安点を解決したら、取引開始の準備はもう最終段階です。必要書類を商品取引員へ返送しましょう。
オンライン取引を行うのであれば折り返しユーザーIDやパスワードが返送されてくるはずです。株券の取引を行ったことがある人ならそれほど違和感なく手続きを行うことができるはずです。指定された口座に委託金の入金をすれば手続きは終了です。そうすれば取引を開始する環境は整いました。あとはタイミングを見て売買を開始するだけです。
そうなのです。商品取引員と取引に関する契約をする=取引を始めることではありません。最近は少なくなったかもしれませんが、「しゃちょ〜、もう社長のために買っちゃいましたよー」なんて言葉を言われた場合は、すぐに日本商品先物取引協会に連絡してください。
今回千葉さんが口座を開いたのはハーベストフューチャーズのインターネット取引「ハーベストオンライン」です。ハーベストフューチャーズでは2000年からオンライン取引を開始しているということで、デモトレードで経験したその使いやすさに、千葉さんは感動するほどでした。

そしてついに千葉さんのもとにもユーザーIDが送られてきました。委託金として千葉さんの虎の子の300万円も用意しました。
「ようやく準備完了!これで老後資産の問題なし!」 と思いきや、千葉さんにとってはまだまだ苦難の連続となることになります。相場について詳しくなろうと思えば思うほど、嫌がらせのように遭遇する専門用語の嵐です。
大丈夫です。いっぺんに覚えようとするから難しいのです。一つずつ、きちんと理解していけばいいのです。次回からは千葉さんと一緒に実際のハーベストオンラインの画面も参考にしながら勉強してみましょう。
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